ご用心! ~18歳は大人です~


日本における成年(成人)年齢は、明治時代から約140年間、20歳とされていました

令和4年、民法が改正され、18歳に引き下げられました

学生も、社会人も、18歳の誕生日を迎えると成年となります


あれから、早くも2年、

改めて、成年年齢の引き下げが及ぼす影響について確認してみましょう


成年と未成年、何が変わるのでしょうか


まず、成年に達すると、親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになります

携帯電話を契約する、

一人暮らしの部屋を借りる、

クレジットカードをつくる、

ローンを組む、 

といった各種契約を自分一人でできるようになります


一方、未成年者の場合は、親の同意が必要です

もし、親の同意を得ずに契約した場合、

民法で定められた「未成年者取消権」によって、その契約を取り消すことができます

未成年者は、判断力や社会経験に乏しいため、法的に保護されているのです


成年には、取消権はありません


保護がなくなったばかりの18歳を狙っている悪質な業者も存在します

最近流行りの投資詐欺も18歳や19歳の被害をよく聞くところです

「みんなやってるよ。」などといった甘言に惑わされることないよう契約は慎重に




 

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